結晶化したはちみつを元に戻したい時はこうしよう!

食生活

こんにちは!

今日ははちみつのお話です。

先日、外を歩いていた時にミツバチを見かけました。花が咲く時期でしたので蜜を集めているのねと、なんともほのぼの温かい気持ちになったのですが、ふと、はちみつを結晶化せず食べきったことがないことを思い出しました。

それで今日ははちみつの結晶化について調べてみました。

1歳未満のあかちゃんは、はちみつを摂ることで乳児ボツリヌス菌を発症することがあり大変危険です。1歳未満のあかちゃんには決してはちみつを食べさせないでくださいね。

はちみつの結晶化を防ぐ方法と、解消方法

いろいろな花の蜜から採られたはちみつが素敵な瓶に詰められて店頭に並びますね。レンゲ、アカシア、ミカン、りんご、たんぽぽなどをよく見かけるのではないでしょうか。それぞれ香りと風味が違います。私は違いを楽しみながらトーストや紅茶をいただいています。(何種類も並べてみて、いつか利き酒ならぬ、利きはちみつしたい!)

大切に少しずつ食べていると、いつの間にか白い結晶となってしまってショックだったりします。結晶化してもじゃりじゃりするだけで品質に問題なく食べられますが、やはり滑らかなはちみつを楽しみたい人が多いのではないでしょうか。

 

ビンの中に白い粒が出来てる!

はちみつのビンの中にできた白い粒や層は、はちみつに含まれるブドウ糖が結晶になってしまったものです。白いのでカビかと思われる人もいるかもしれませんが、はちみつは基本的に腐りません。(おまけで後述)

 

外気温15~16℃以下になると結晶化しやすい

はちみつは、外気温15~16℃以下になること、エアコンの影響などで気温差ができることで結晶化しやすいです。そのため、温度が一定に保たれて温かい、食器棚の上のほうで保管されるといいです。

また、温度を一定に保てていても、振動が加わると結晶化しやすいです。ガタガタ揺れるワゴンの上とか、モーターの振動が伝わる冷蔵庫の上などは結晶化しやすいです。

昨年秋や今年の春、結晶化してしまった人、いませんか?

 

古いものは結晶化しやすい

はちみつは賞味期限が2~3年のものが多いです。ただ、はちみつは腐りませんのでもっと長いこと置いておいても大丈夫なものも多いです。しかし、古くなってくると結晶化しやすいのと風味や品質は落ちます。古いものだと夏にも結晶化することがあります。

 

結晶化してしまったら湯せんでとかす

残念ながら結晶化してしまっても解決方法はあります。数時間湯せんします。長いですね!

35~45℃のお湯を鍋に用意して口を開けたビンをつけてスプーンなどでかき混ぜてとかします。また、50℃ではちみつは成分が変わってしまいます。はちみつに含まれるビタミンや酵素などは熱に弱いです。温度管理は気を付けてください。

樹脂のボトルには通常耐熱温度の記載がありません。ぬるめの35℃でとかすことを強くお勧めします。

とかすには時間がかかるのですが、ここで焦って溶かし残りがあるとそこからまた結晶化してしまいますので、じっくり手をかけてあげてください。

ここで注意!

ガラスビンに入ったはちみつを湯せんするときは注意が必要です。ガラスビン(耐熱ではないもの)は40℃ほどの温度差で割れます!つまり、温度0℃のビンを急に40℃のお湯に入れると割れる可能性が高いです。(0°Cのガラスビンは極端な例ですが)

そのため、ビン入りのはちみつは、水から湯せんすることをお勧めします。その際、なべ底からの熱を受けないように底板を置いてください。耐熱のお皿があれば使えます。面倒ですが、ビンが割れた時のショックを考えてこのひと手間をかけましょう。

しかし数時間の湯せんは根気がいります。品質には問題がないので結晶化したままを食べることもできます。

 

結晶化はちみつを食べよう!じゃりじゃりの食感も見方を変えると美味しい?!

慣れれば美味しい?!

滑らかなはちみつが結晶化しちゃった(残念)ではなく、もともとこういう食べ物だったよね?!という勢いで食べてみるという考え方もあります。

じゃりじゃりはちみつの食べ方を参考までに……

●クリームチーズと合わせてパンに塗る

●ヨーグルトに混ぜシリアルを加える

●スムージーに入れる などなど

電子レンジは使用可?不可?

電子レンジでは、ビンが割れる恐れ、樹脂ボトルの場合は変形の恐れがあるので使わないでくださいね。

 

 

おまけ・はちみつは腐らない

食べ物が腐敗するのは、食べ物の中に微生物が増えるからです。その微生物が増えるためには水分が必要なのですが、はちみつの中には20%くらいしか水分がないのです。水分量20%とは、「乾燥したスルメ」と同じくらいです。

その中に微生物と水分が入ったとしても、はちみつの中の酵素が消毒薬の役割をはたして微生物を死滅させてしまいます。また、はちみつが酸性であることも腐りにくい理由の一つです。

ただ、大量の水が入った場合は腐ることもあるのでご注意ください。

 

おまけ2・今年のはちみつは初夏ころから店頭にならぶ

春に沢山の花が咲いてミツバチが蜜を集めます。蜂蜜が取れる花で有名なものは、レンゲ、りんご、ミカン、アカシヤ、たんぽぽです。そしてそれを養蜂家の人々が採取し濾過して製品化したものが初夏の季節に店頭に並びます。管理人はとれたてのはちみつに興味がわいてきました。今年は国産のはちみつを一つ買って食べてみたいと思います。

 

まとめ

はちみつが賞味期限の長い食品であっても、条件次第で結晶化してしまいます。結晶化してもそれを溶かす方法もありますが、やはり手間がかかりますね。

結晶化したものをそのまま食べるという荒業を容認してくださる人もいらっしゃると思いますが、やはり私は滑らかなまま食べたいです。大きなボトルで買うのではなく、割高ではありますが小さなビンで買って早めに食べきるのが一番です。

最後にミニ情報ですが、みつばち1匹が生涯で集めるはちみつは小さじ半分ほどです。感謝していただきたいですね。

 

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