久寿餅(くずもち)ってご存知ですか?
見た目は白っぽくてぷるぷる感があり、独特の風味がおいしい和菓子です。
関東近郊の人にはなじみがあるかもしれませんがいかがですか?
私は好きで定期的に食べたくなるのですが、関西の人にはあまり知られていないということを知りまして、今日はこの久寿餅についてレポートします!
久寿餅は小麦粉で作られる!
葛粉を使った和菓子「葛餅」は有名ですね。
こちらは透明感があって柔らかく、お団子のように丸くしたり型に流して四角く切り出したり、夏の和菓子としてよく見かけます。
一方、今日ご紹介する久寿餅の原料は小麦粉です。葛粉は使いません。
小麦粉を精製したでんぷんを乳酸菌で発酵させて蒸したものです。
見た目は透明感はなくて白っぽいです。
並べてみますと見た目の違いが分かりやすいと思います。
↑ こちらは葛餅
↑ こちらは久寿餅
久寿餅は和菓子で唯一の発酵食品!
なんと和菓子で唯一の発酵食品なのですね。
乳酸菌で発酵させているため、独特の風味があります。うっすらと酸味も感じます。
この風味は何に似ているかと考えたのですが、ちょっと思いつきませんでした!
メーカーにもよると思うのですが、1年以上寝かせて発酵させているのでなかなか自分では作れないのです。
口当たりはぷるぷるで、焼いたお餅のように伸びることはありません。
「ぷるっ!」と歯でかみ切れます。包丁にもくっつきません。
冷やす?冷やさない?
久寿餅はお店ではたいてい常温の売り場に置いてあります。スーパーだと和菓子コーナーにあることが多いです。
冷たいものがお好きな人は食べる直前30分くらい冷蔵庫で冷やしますが、冷やし過ぎると弾力が損なわれることがあるので注意が必要です。
私は夏は少し冷やしますが、夏以外の季節はぷるっぷるが好きなので常温のままで食べています。
きな粉と黒蜜でどうぞ
私は葛餅もきな粉と黒蜜で食べることが多いですが、この久寿餅もそうです。
ただこの食べ方、きな粉でむせることが多いのです。せっかくおいしいものを食べるのですから苦しいのはちょっと遠慮したいですね。
我が家ではむせ防止に、きな粉と黒蜜を混ぜておいて、それに久寿餅をつけて食べています。
最後に
この久寿餅のおいしさをたくさんの人に知ってもらいたいです!
色んなお店で通販もできますので、久寿餅未体験の人はぜひ一度ためしてみてはいかがでしょうか。
コメント