家庭の常備野菜のど定番、玉ねぎのお話です。
春に店頭に並ぶ新玉ねぎもおいしいのですが、今日は普通の玉ねぎについてレポートします。
玉ねぎの意外な使い方とは?!
煮ても、焼いても、揚げてもおいしい玉ねぎ。
主役級のお料理は少ないかもしれませんが、様々な料理のわき役として頻繁に食卓に上っているのではないでしょうか。
そんな普通の使い方ではないものをご紹介します。
玉ねぎの皮は捨てないでとっといて!
普段は捨ててしまう茶色い皮の部分、捨てないでください!
ここにはケルセチンというポリフェノールを多く含みます。
抗酸化作用がビタミンEより強く、細胞や血管の老化を防止したり、血圧を下げるなどの効果があります。
アンチエイジングを期待するなら、1日5gほどを煎じて飲むとよいと漢方の本(薬膳&漢方の食材辞典・阪口珠未著)にあります。
この、皮を煎じることですが、本来は40分くらい時間をかけて煮出すことなのですが、
それをやるのはちょっと大変です。
私はもっと気軽に、カレーやシチューを作るときなどにお茶パックに詰めて、他の材料を煮込むときに一緒に煮だしてます。
ポリフェノールは熱に強いため、加熱しても損失が少ないです。
スープが茶色になりますよ。ポリフェノール出てる~というのが目で見てわかるので楽しいです。
個人的な感想としてですが、風味は変わらないように感じます。
本当は捨てている部分からポリフェノール摂ってる、というのがちょっと気分が上がります。
お勧めします!
玉ねぎの栄養について
玉ねぎの栄養についてもお知らせします。
玉ねぎには血や気の滞りを改善し、体を温める作用があります。
気の巡りがよくなると消化が促進されて、胃もたれや食欲不振、おなかのハリなどが解消されます。
また、血中コレステロールや中性脂肪の代謝を高めて、動脈硬化や血栓などの生活習慣病を予防します。
切った時に目を刺激する辛み成分の硫化アリルは、ビタミンB1と結合して疲労回復効果を高めます。
加熱すると変化するので生食がお勧めです。
『薬膳&漢方の食材辞典』阪口珠未・著 41ページより抜粋
感想
普段捨ててしまっている皮の部分からポリフェノールが抽出できるということで、お茶パックさえあればできるのが手軽でとてもいいと思いました。
お気軽に試してみてください。
コメント